Morning Run
朝5時
土砂降りの雨で
目が覚める。
一時間くらい
布団にもぐり
雨も止み
空が明るくなりだしたから
長男にもらった
サウナスーツに
身を包み
お気に入りの曲を
選択し
イヤホンを耳に。
まだ
夜が残る朝の色は
神秘的で
雨が
世界中の神様を
ここへ
舞い降りさせてくれたんじゃないかと
勘違いしてしまうほど
神々しい気配さえする。
少しウォーミングアップに
歩く。
耳に響く一曲は
わたしを全身感じさせた。
曲がり角まで来たら
走り出した。
遠くに海が見えているなんて
嘘じゃないの?って
思う。
ゆっくり
ゆっくり
歩くようなスピードで
わたしは走る。
途中で
見知らぬ大きな鳥が
飛んで来て
思わず身をかがめてしまう。
あなた、名前は?!
飛び去る大きな後ろ姿に
問いかける。
ほら、
海が見えたわ。
おはよう!
海に挨拶したら
また
曲がり角を曲がるの。
さとうきび畑の中を
わたしは
走る。
まだ早い朝。
なにもない島に
なにかを感じれることが
できたなら
あなたもきっと
わたしと同じように
自然と会話できるように
なるでしょう。
あなたが喜界島に来たならば
一緒に
早い朝に走りましょう。
きっと
奇跡は起こるから。
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