大好きな喜界町図書館では
ハンドメイドに役に立つ
本を借りることが多いです。
それはハンドメイド本ではなく
こういった本が
私を動かしてくれます。
刺しゅうを単なるするのではなく
何かと組み合わせるのが
好きな私は
やはり和と洋の要素を
組み合わせたいので
生地はヴィンテージで
刺しゅうは刺し子にしてみたり、、、
これがその代表的なもの
そうやって
独特な自分の世界を
出せたらと思っています。
最近は
右にならえが多く
つまらないですよね。
でも、
今より何もかも古い大昔の人の方が
お洒落で粋でカッコ良かった。
マイハズバンドも気に入っていた
こちらの右側の文様
変わり市松と言うらしい。
下の説明書きにこうある。
『アメリカの現代美術かと思わせるような斬新なデザイン。
このくらいのことは、われわれの祖先がこなしていたのだという例で
ここにとりあげた。四つに割った形が一見、二つのパターンの
市松に見えるが、実は四つとも全然別の形であるところに驚く』
このくらいのこと、、、、
ドキッとしました。
今の私たち、なにもかも揃っているのに
なにもかもわれわれの祖先に負けている。。。
本当の可愛いって
こういうとこにあるんだと
私は思います。
あなたもきっと
着物の花柄に魅せられたら
梅や桜や菊の可愛らしさに
釘付けになることでしょう。
ちなみに私は
牡丹の花模様が大好きです。
次のステッチのお手本が
こんなにも沢山!
どれにしようかな?
藤の文様で私が驚いたのは
コレ。。。ふの字だって!
なんとも粋!
こんなTシャツ売っていたら
買ってしまいます。。。
そんな『ふの字』が気になり
ふと違うページにのっていた
縮緬千代紙の『ふの字』を読んでみた。
そこにはこう記してあった。
『平成6年春に開催された(海を渡った江戸の和紙パークスコレクション展)で
話題となった縮緬千代紙について少し触れよう。縮緬加工とは、柔らかく揉まれた和紙が
あたかも縮緬のようであることによりつけられた名称である。
戦後20ねんくらいは日本酒やカルピスの瓶の包装紙も手揉みであった記憶がある。
やがて、機械の圧のよるエンボス加工が主流となる』
そういえば、子供の頃
お中元で送られてくるカルピスの瓶に巻かれた
紙を思い出した。
それはエンボスのものかもしれないが
なんだかスペシャルな気がした。
暑い夏のどを潤す
まっ白な液体と冷たいお水
カランコロンと鳴る氷
そして、あの包装紙の感触。。
今も忘れられない。。。
日本酒もお正月用に頂いたり
揃えたりするものは
手揉みの和紙に包まれていた。
今でも有名な
『良き事聞く文様』の説明書きに
こうあった。
『あまり上等の判じ物とは言えないが
デザインの構成はなかなか気がきいていて
しきりに使われている
こうした文様の為、訪問着や街着になるわけではないが
仕事着などの半纏やのれんなどに主流に使われた。
今で言えば、Tシャツのようなものだと思ってもらえればいい。
それにしても昨今のTシャツは貧困なデザインが多いがどうしたもんだろう』
私のハンドメイドのお手本は
こうした和の伝統的なものから
生み出される。
洋のものとMIX しながら、、、
目で見た和と
頭の中で洋と混ぜ
そして、私の手で生み出す。
それが
twelveseventeen
やっと見つかった
私の世界。。。
貧困なデザインからの脱出。。。
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日本文様事典
著者:片野孝志
河出書房出版
日本の文様
著者:小林一夫
日本ヴォーグ社
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